湧別町庁舎等集約化基本構想

庁舎等集約化基本構想を策定しました

 町では、「湧別町庁舎等集約化基本構想」の策定に向け、湧別町自治基本条例で定めています「町民参加」の方法として、「湧別町庁舎等検討委員会」による集約化の検討、さらには、町民説明会を令和5年5月9日から12日にかけて町内4会場において開催、また、パブリックコメント(意見募集)を令和5年4月25日から6月2日まで実施し、町民の皆さんからいただいた様々なご意見を踏まえ、策定に至りました。
 なお、この基本構想の策定をもって庁舎等の集約化を決定したものではなく、今後においても町議会と協議を重ね、町民の皆さんからご意見をいただきながら、最終的に庁舎等集約化について決定するものです。
 また、集約化に係る情報につきましては、これからも広報、ホームページ等により積極的に発信していきます。
※本基本構想については、上湧別庁舎(総務課)、湧別庁舎(1階ロビー)、中湧別図書館、湧別図書館でもご覧になれます。

庁舎等集約化基本構想の内容

現庁舎の課題

1 分庁舎方式による利用者の不便さ
2 行政業務の非効率
3 防災拠点としての機能不足
4 施設の老朽化
5 維持管理費の増加
6 耐震性の不足(湧別庁舎)
7 バリアフリーとユニバーサルデザイン
8 高度化するデジタル技術への対応
9 環境・景観への配慮

庁舎整備に必要な機能

1 集約化による町民サービスの向上につながる庁舎
 ・集約化、効率化した来庁者窓口サービス
 ・ワンストップサービス
 ・集約された執務空間
 ・手続きのオンライン化、遠隔化
2 誰もが快適で使いやすい庁舎
 ・ユニバーサルデザイン
 ・効率的な執務空間
 ・多目的スペースの設置
3 防災の拠点となる安心安全の庁舎
 ・災害時の事業継続性
 ・防災拠点としてふさわしい構造
 ・災害対策本部室の設置
4 省エネルギー・環境負荷低減を考慮した庁舎
 ・カーボンニュートラル
 ・ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化
 ・効率的な維持管理とライフサイクルコストの低減
5 経済的で合理的な永く使える庁舎
 ・DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
 ・柔軟性・可変性を備えた計画
 ・維持管理の容易な計画
 ・湧別町らしさを感じさせる庁舎

集約化の方法

 庁舎を新たに整備し集約化を進めることとし、場所を「中湧別小学校跡地」とすることとしました。さらに、令和7年3月に閉校予定である中湧別小学校校舎に「防災機能の分散配置」「保健福祉センターの配置」「子育て支援センターの配置」「中湧別児童センターの移転」「幼児が体験しながら遊べるスペース」「湧別高校魅力化のeスポーツスタジオ、公設塾」「木工・陶芸などのサークル活動拠点」として、閉校後の既存校舎の有効活用を図り、湧別地区、上湧別地区、芭露地区に窓口業務を担う出張所を設置します。
 また、来庁する町民の利便性の向上を図るため、公共交通機関である町営バスのルート、発着場所の見直しを実施します。

庁舎の規模

庁舎新築面積 3,500平方メートル
校舎改修面積 3,200平方メートル

概算工事費・財源見込み

 概算工事費 39億8,750万円
 財源は、時間的制約があるものの合併推進債(充当率90%、交付税参入40%)、緊急防災・減災事業債(充当率100%、交付税参入70%)のほか過疎対策事業債(充当率100%、交付税参入70%)などの有利な財源を活用するほか、国などの補助金等で活用可能な財源の情報収集を行い、財政負担ができる限り少なくなるよう努めます。

お問い合わせ先

総務課総務グループ(上湧別庁舎)電話01586-2-2112