“スマート農業のこれから”湧別町民大学の第2回目講演
9月27日(金曜日)、湧別町合併15周年記念事業として、第48回湧別町民大学が文化センターTOMで開催されました。
第2回目の講座には、北海道大学大学院 農学研究院研究院長・教授の野口伸さんを講師に迎え、「未来の北海道農業~AIロボットによるスマート農業~」と題した講演を行い、会場には町内外からおよそ90人が集まりました。
野口さんは、まだGPS機能も運用されていない1992年から農業ロボット研究に着手し、農業従事者の高齢化や担い手不足といった日本の農業課題解決に向け、スマート農業の技術開発に貢献されてきました。現在も、農家さんとの対話により作業現場での課題を把握しながら、安全性・価格面においても実用化されやすいよう工夫を凝らしたロボット農機の研究を進めています。
「遠隔で、1人で複数の畑を管理できるようになる。実用化されると、季節や時間の違いを利用して海外の農作業を手伝うことも。」と、現在研究を進めている最新AIロボットについて話すと、受講者たちは、最新技術の発展に驚きと期待を隠せない様子でした。
今年度の生涯学習講座「湧別町民大学」では、全5回の講演が行われます。第3回は10月18日(金曜日)に、テレビや舞台、映画など多方面でご活躍されている、俳優・気象予報士の石原良純さんを講師に迎え開催されます。