“発酵で地域活性化” 2回目の湧別町民大学を開催

小泉武夫さん

 10月11日(水曜日)、第2回目となる湧別町民大学が文化センターTOMで開催されました。
 今回は、東京農業大学名誉教授である小泉武夫さんを講師に迎え、「『農業』と『食』から日本再生を考える~発酵学入門~」と題した講演を行い、約90人の受講者が集まりました。
 小泉さんは講演の冒頭で、尊敬するという3人の名前を挙げ、農業を改革すること、そして農作物への付加価値の重要性について語り、発酵という手法がその一つである事を話しました。
 また、発酵食品は保存性や滋養成分量が高く、また添加物を用いないことから究極の自然食品といえることや、食品としての価値が向上することは、地域の活性化につながるという話では、「面白い」「自分もやりたい」など、受講者から多くの反響があり、関心の高さが伺えました。

 令和5年度の生涯学習講座「湧別町民大学」では、全5回の講演が行われます。第3回は10月25日(水曜日)に萱野茂二風谷アイヌ資料館館長の萱野 志朗さんを講師に迎え開催されます。