竹内隊員の「ゆうべつ暮らし」(3月27日更新)
令和4年度
3月27日 動画制作の奥深さ
ふるさと納税の返礼品を提供している事業者のインタビュー動画の制作をしています。
今までに7件分の動画を公開することができました。
そしてこれから制作予定の事業者が3件もあるという、うれしい状況です。
撮影には職員の方にも同行してもらい写真撮影や別角度での動画撮影をお願いしています。インタビューは基本的に私が行っており、ど素人なので話が逸れてしまったり、反対に形式通りにしか話せなかったりすることも。毎回反省する部分はありますが、生産者から直接お話を聞けることは純粋に面白くて、楽しいです。
2月には漁師さんの撮影をさせてもらい、ご厚意で氷下の牡蠣の水揚げ作業に同行させてもらいました。
凍ったサロマ湖の上をスノーモービルで漁場まで向かい、湖上の氷が少し揺れている中チェーンソーで氷を切って牡蠣を引き上げる漁師さんの姿はかっこよくて見入ってしまいました。
消費者の方は北海道の凍ったサロマ湖からこんな風に水揚げされた牡蠣ということを知っていたら、より一層美味しく食べることができるだろうと思い、1人でも多くの方にこの様子を知ってもらいたい!という気持ちが強くなりました。
水揚げの様子が気になった方は、この動画をご覧ください。
インタビューとお仕事風景を1時間ほどで撮り、役場に戻って編集作業に入ります。
動画は長すぎると最後まで見てもらえない傾向がある(自分も長いと見ません…)ので、ふるさと納税返礼品事業者動画に関しては2分程度にまとめます。
たくさん聞いた素敵なお話を抜粋するのが毎回難しいのですが、生産者の伝えたいことがちゃんと表現できるように気をつけながら編集します。
他業務もあるので1~2週間かけて制作し、完成したら事業者さんと役場内で確認をしてもらい、OKが出たら公開作業へと移ります。
動画の制作を通じて事業者さんの方と返礼品や町についてお話できたり、日頃できない体験をさせてもらえたりと、まだまだ知らない湧別町に出会うことが出来て刺激を受けます。これからも動画制作を通じて新たな発見をし、自分が感じたことももっと伝えていきたいと思います。
2月9日 湧別町の冬
湧別で過ごす冬は3回目。生活リズムが変わり、今まで気づかなかった風景に出会えることが増えました。この冬撮影した湧別の風景をご紹介したいと思います。
念のためお伝えしておきますが、青と白ばかりです。
こちらは湧別町公式Instagramでも紹介させていただきました。
湯気のように川の上に霧が発生しており、一見暖かそうですが、外気温と水温の差が大きいから蒸発しているわけで・・・撮影時はしびれる寒さでした。きっとこういう時に「凍れる(しばれる)」というんだろう・・・と。撮影したい気持ちよりも「寒い」が勝ってしまって5分ほどで撤退しました。
晴れた日、知床連山がきれいに見えました。
くっきり浮かぶようにみえて感動!
撮影が遅く、一番きれいなときを逃してしまいました。
またチャレンジします。
余談ですが、
先日車で帰宅途中、キタキツネが国道を横断したり、前の車がスリップして蛇行運転になっていたりして「これが北海道だった…」と思いながら帰宅しました。次の日、このことを考えながら運転していたら、私も同じ場所でスリップして蛇行運転に…。対向車線には大型トラックもいてとても怖い思いをしました。冬道の運転は油断禁物ですね。皆さまもお気を付けください。
1月10日 復帰しました
ご無沙汰しております。令和3年11月より産前産後・育児休暇を取得しておりましたが、今年から復職いたしました。
昨年、令和4年のお正月に第一子となる男の子を出産し、今年のお正月で1歳を迎えました。今はもうよちよち歩いています。
これからはフルタイムで働くので息子と過ごす時間は減りますが、時間ではなく質を大事にして育児も仕事も頑張りたいと思います。
さて、私はこの1年間湧別町で子育てをする一人の母親として過ごしていたわけなのですが、「湧別町って子育てしやすい町なのかも」と思った瞬間が何度もありました。
まず出生届を出して少したった頃には、お昼の12時半に防災スピーカーでハッピーバースデーのメロディが流れ、それに合わせて子どもが通う地区の小学校で音花火を上げてもらいました。この音楽と花火が上がると町内で赤ちゃんが誕生したことが町の皆さんにお知らせされます。
息子が生まれてからは12時半にメロディが流れると、赤ちゃん生まれたね!友達増えたね!と毎回家族で喜ぶようになりました。
ここからはあらためて、湧別町の子育てに関する取り組みを紹介します。
ごみ袋の支給
赤ちゃんがいるとどうしても出る使用済みオムツ。オムツのごみは月齢が上がるほどかさばり、産前予想していた以上にごみ袋の消費が激しいです。ですが湧別町では3歳未満の乳幼児がいる家庭に燃やすごみ用ごみ袋を支給してくれる制度があるので、出費は増えませんでした。対象となる間は毎年必ず申請すると決めています。
子育て支援センター・育児学級
遊び場を探していた時に、育児学級があることを思い出し上湧別コミュニティセンターへ!
0歳児クラスはふれあい遊びなので、知育玩具で遊んだり思う存分ハイハイしたりしていました。
その日をきっかけに子育て支援センターにも通い始め、息子は広いセンターで存分に遊びまわり、私はしゃべり尽くし…(笑)
互いにいいストレス発散の場になっていたと思います。
ほぼ毎日開放されている子育て支援センターですが、私が息子を連れて行っていた頃はほぼ貸し切り状態。手先遊びができるおもちゃもたくさん、トランポリンや滑り台など体を大きく動かせる遊具もあるので、利用人数が少ないのはもったいないと思いました。
保護者は子どもとずっと1対1でいると疲れてしまうこともあると思うので、遊び場に困っている方にはぜひ一度行ってみてほしいと思います。
利用登録をしておくとで毎月お手紙が届き、イベント情報などをお知らせしてくれるので便利です。
(何も持たずに行ってもその場で登録してもらえるので気負わず行ってみてください。)
私は息子が10か月過ぎてから登録しましたが、もっと早く登録しておけばよかったと後悔しました。
育児パッケージプレゼント事業
令和4年4月からはこのような制度もできたそうです。
すぐ使えるものをこんなにもたくさん無料で頂けるのは助かりますよね。
今まで子育て分野は無縁でしたが、これからは子育てをする一母としても情報発信していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
令和3年度
11月19日 ご報告
このページを見てくださる方々にご報告があります。
私事ですが、1月に出産予定のためお休みをいただくことになりました。
現在妊娠9カ月でおなかの子は順調でどんどん大きくなっています。
着任して1年と1カ月半という短い期間ではありますが、地域おこし協力隊として来た私に町民の方や職場の皆さまが多くのことを教えてくださり、お仕事も幅広くさせていただくことができ、とても感謝しています。
これからは初めて出産、子育てをすることとなり不安と楽しみでいっぱいですが、湧別町は子育てをしやすい町だと先輩ママたちから聞いているので、一児の母としてこの町で頑張ります。
最後に、産休前最後のお仕事を紹介させてください…。
私の協力隊としてのミッションのひとつに、湧別町のふるさと納税PRがあります。
そこで、私にできる方法は何なのかを考えて半年ほど前から少しずつ進めていた企画が「ふるさと納税の返礼品出品者インタビュー動画制作」です。
湧別町ふるさと納税の返礼品として特産品を出品してくださっている事業者を対象に取材し、商品への想いや作業風景を動画にして、公開するという内容です。
(動画制作は希望者のみ)
動画は町のYouTubeで公開しており、年末のふるさと納税駆け込み需要までには各ふるさと納税ポータルサイトとホームページでもご覧いただけるよう準備中です。
1人でも多くの方に見ていただければうれしいです。
では、元気な子を産んで戻ってきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いします!
10月26日 手作り木製マグカップを使ってみました
8月の終わりに紹介させていただいた、「たま工芸」さんで制作したマグカップが完成し、手元に届きました!
早速自宅に持ち帰り、使ってみることに。
朝晩は寒くてストーブ必須の気温なので、ここ最近はホットミルクばかり飲んでいます。
普段は電子レンジで温めますが、このマグカップは木製のため電子レンジは使用できません。そのため、鍋に牛乳とはちみつ・ショウガを少し入れて温めてマグカップに注ぎました。
自分で作ったのでより愛着がわくマグカップで、ちょっとひと手間かけて芯から温まるホットミルク…
最高でした。
なにより、自分専用の自分で作ったマグカップで、木製ならではの温かみを感じながら温まるひと時はとてもぜい沢な気持ちになりました。
何かおやつも欲しくなったので、秋といえばの大学芋(揚げていない、簡単な大学芋“もどき”)を追加!
もうすぐそこまで来ている冬を前にして、身も心もホッとする方法を見つけることができました。これからも大切に使いたいと思います。
10月15日 気付けばもう10月半ば!
急に寒くなって、会話の中でも「雪」というワードが出てくるようになり、もうそんな季節か…と思います。越冬経験まだ1回ですが(笑)
さて、最近のお仕事からひとつ。「よそ者が見た、湧別町」の2作目を今月公開しました!
今回は移住してから半年後~1年に撮り貯めていた町内の映像を使用しています。
野鳥が好きで撮影も得意な協力隊 田渕さん撮影の映像はここで公開するのがもったいないのでは?と思うほどきれいです。
動画編集のためにすべての映像を拝見したのですが、自分では絶対に撮影できないものばかりで見ていてとてもワクワクしました。
ということで、生き物多めな動画となっています!
4分ほどの動画なのでお時間ある際にぜひ見てみてください(^^)
自分以外の視点で見ることがない日常風景は、見慣れた場所のはずなのに違う場所のように見えるかもしれません。
半年前に公開したVol.1をまだ見ていない方はこちらからどうぞ↓
10月1日で着任してから1年が経過しました。早いものです。
この1年を振り返ってみると、とても濃い日々を過ごしていたんだなと思います。
コロナ禍ということもありほとんどを町内で過ごしていましたが、その中でも色々な体験をさせてもらい、いいところだけでなく湧別町の課題も見つけることができました。
これからは、その課題と自分ができることを組み合わせて、何かできればと考え中です。
9月30日 SNS映えスポット巡り・・・?
志撫子にある絶景スポットに続き、案内してもらった場所についてお伝えします。
まず一箇所目は先ほどの絶景スポットからも近い、「計呂地交通公園」でした。
上の写真は公園内の木道です。サンゴ草群生地と書いた看板があったので行ってみましたが、見える範囲には見当たらず…後日、木道からさらに先30メートルほどのところにあると聞きました。サンゴ草は次の場所で見ることができましたので、また後ほど♪
計呂地交通公園の見どころはなんといってもこのSLです。
旧湧網線の旧計呂地駅をそのまま保存しているそうで、これは「C58」というSLだそうです。ちょうど1年ほど前に社会現象となった映画を思い出し、ワクワクしました。
キャラに寄せた格好をして写真を撮ったりしても面白そうですね!
さて、続いて向かったのは鶴沼でした。ここは、今見頃を迎えたサンゴ草群生地です。
訪れたのは9月中旬だったので、ほんのり赤くなっているサンゴ草を見ることができました。
SNSでもよく見かけるので知っている人が多いのか、観光客と思われる方々も来ていて車の出入りが多くありましたが、ヒグマの通り道としても有名な場所だそうなので、訪れる際は周囲に十分お気を付けくださいね。
計呂地交通公園も鶴沼も場所は知っていたものの、訪れるのは初めての場所でした。
車で通るだけでなく降りてみると楽しくて、思い出にもなる場所であることが分かりました。そして、SNS映えスポットといってしまっていいと思います。
湧別町出身の方の案内で町内を巡り、知っているようでまだまだ知らなかった場所を教えてもらい、勉強になった一日でした。
移住してきて一年が経ちましたがまだまだ北海道民、湧別町民になりきれていないな~と思う節が多々あります。
もちろん、「よそ者視点」も忘れずに持ち続けながら、もっと町内のことを学んでいきたいと思います。
9月22日 サロマ湖 円山がきれいに見える絶景スポット
天気も良くドライブ日和だった日、湧別町出身の方にサロマ湖に突き出た円山が見渡せる絶景ポイントまで連れて行ってもらいました。
上の写真は、サロマ湖100キロマラソンの42.195キロメートル地点に建てられた記念碑で、湧別町から佐呂間町方面の国道238号線を走り、サロマ湖芭露水芭蕉群生地の駐車場から左に入るとある「月見ヶ浜道路」の途中にあります。
国道を気持ちよく走っているだけでは見つけることのできないちょっと隠れたスポットです。
ここからでも十分きれいにサロマ湖が見えるのですが、もう少し高いところからの絶景スポットがあるとのことで、目的地へ向かいます。
絶景スポットへの入り口は、知っている人しか気付けないような場所でした。
舗装のされていない坂道をガタガタと登ると…見渡す限り広がる牧草地!
映画のオープニングを思わせるように、視界がパッと開けました。
そして振り返ると、サロマ湖が!円山もきれいに見えました。
走ってきた国道と志撫子の漁港も見えます。
今まで素通りしていたのがもったいなかったな、と思いました…。
ここは桜が丘という場所で、昔はこの近くで人が集まったり家もあったとのこと。
「今はこんな感じになっちゃったけど、見晴らしがいいでしょ。」とうれしそうに話してくださいました。
石碑もたくさん。初めからここに建てられたものと道路工事の際にここに集約されたものがあるそうです。
桜が丘はとても見晴らしがよくて、気が休まる場所でした。
整備が必要ですが、お弁当を持ってきて食べても気持ちいいのだろうな~なんて思います。
ここでゴール!かと思いきや、他にも紹介したいところがあるよ!とのことで引き続き案内してもらうことに。
その様子はまた次回お伝えしたいと思います。
9月15日 デザインって難しい
最近、私にしては珍しく(?)とても集中していた時間がありました。
昨年に続いて今年もチューリップ公園の畑の一部のデザインをさせてもらえることになったのです。
今年はチューピットショップ(球根乾燥施設)横の芝生の中にある円形の畑のデザインです。
円は全部で25個あります。
農作物として始まったチューリップの歴史を生かした畝植えがメインのかみゆうべつチューリップ公園内では珍しく、顔をくっつけられるくらい近い距離で観察や写真が撮れるエリアとなっており、5月に開催されたフェアの時にもここで写真を撮っている方をよく見かけました。
頼まれた当初は「デザインもなんも、品種を選ぶだけ。去年よりも簡単そう!」と思ったのですが、いざ考え始めると・・・む、難しい・・・。
「草丈や開花時期は考慮しなくてよくて、むしろばらつきがあった方がよい」とのことだったので、“色だけで考えよう!”と、とりあえずペンを持ち、「赤」「黄」「白」など書いて埋めていきました。
しかし、文字だけでイメージが湧くわけもなく、「参考にして~」ともらった昨年度の配置図に色鉛筆で品種の色を塗るところから再スタート。
品種名をもとにどんなチューリップか調べながら色を塗っていると、また気付いてしまったことが・・・“チューリップにはいろんな形があるんだった…!”
一重咲きや八重咲き、ユリ咲きなどなど形が全然違うのです。
これを無視して色だけで決めると、偏りが出てしまう。そして一覧表ではこのグループが記号で記されています。
グループがあって記号で記されていることも知ってはいましたが、完全には覚えていなかったため、グループから覚えることに。
なかなか畑のデザインにたどり着けません(笑)
前回は使える品種がある程度決まっていたのですが、今回は選べる範囲も広くて考え出したらキリがなくなりそうでした。
図面に配置の下書きと清書を繰り返して4パターン考案。
そして・・・3つ目に考えた案が採用されることになりました!
また少しチューリップに詳しくなることができ、とてもいい機会でした。
チューリップは品種が多い分知れば知るほどハマってしまいます(笑)
見るだけでも楽しめるお花ですが、ちょっとした豆知識があるとさらに楽しめるのではないかな、と思います。
豆知識や公園の作業の様子はかみゆうべつチューリップ公園Facebookでも随時投稿していますので、ぜひ見てみてくださいね。(毎度毎度宣伝ばかりですみません。でも更新ガンバッテマス!)
きれいに咲くのか不安半面、楽しみ半面です。球根の植え付けは来月、咲くのは半年以上先なので気長に待ちたいと思います。
9月7日 オフシーズンのチューリップ公園について
満開のチューリップから早3カ月。
観光スポットである「かみゆうべつチューリップ公園」は外から見ると完全にオフシーズンとなりました。
ですが、公園内では来年に向けてどんどん準備が進められているのです。
今回は公園のオフシーズンについて少しお伝えしたいと思います。
地味に見える作業ですが、すべては来年のチューリップをきれいに咲かせるため。
作業員の皆さまによる手際のいい作業と公園管理者による徹底した球根管理があり、「かみゆうべつチューリップ公園」のチューリップは花を咲かせています!
私は着任後からチューリップ公園のSNSを担当させてもらっていて、主にFacebookとInstagramで公園の様子を1年通して発信するようにしています。
年中発信している理由はできるだけ多くの方に、裏での作業も知ったうえできれいな光景を見てほしいからです。
SNSではより詳しく発信しているので、チューリップに興味ない方もある方も一度見てほしいなと思います。
そして最近、Facebook用に制作していた動画を一部修正を加えて町公式YouTubeチャンネルでも公開しました。
これらの動画は町ホームページ内チューリップフェアのページからもご覧いただけるので、フェアの情報と合わせて知りたい方はこちらからご覧ください。
9月も引き続き選別作業が行われ、すべての球数が分かったところでどこの畑に使用するかなどが決められます。
今年の球根乾燥庫内も選別を終えた球根コンテナが並び始めました。
球根コンテナが積まれた様子を見ると、初めて見た公園の風景になってきたな~と時の流れを感じてしみじみします。(1年前はまだ横浜や都内で遊んでいるような生活をしていたので(笑)もちろん、感染対策を行いながらです。)
公園業務に少し携わり、1年を通して思ったことは「チューリップは勝手に咲かない」ということ。
オフシーズンにも手間のかかる作業をしているからこそきれいな花が咲いているという、考えてみれば当たり前なのですが、「きれいだね~」と花を見ているだけでは気づけないことを学ぶことができました。
10月には球根植えが行われます。植え付けは移住してきて初めて行った公園作業で次の日には全身筋肉痛になったような…。
この1年で公園のことを知れたので、去年よりも思いを込めて植えることが出来そうです。
9月1日 木製マグカップ製作をさせていただきました
残暑らしい暑さとなった8月最終週。外出等の制限もまた厳しくなり動きづらくなりましたね。
皆さま、お体には十分お気を付けください。
さて、そんなコロナ禍が続き時代が変わりだした今、ここで乗っからないわけにはいかない!と前向きな町民の方に出会いました。
湧別町で40年以上木工芸作品を作り、販売している「たま工芸」の玉井さんです。
玉井さんは湧別町周辺でとれる木を材料にマグカップやお皿、スプーンなどの小物から木の形を生かした大きなランプ台など数えきれないほど多くの作品を作り出している木工作家さんです。
今回私は取っ手なしのマグカップ制作をさせていただくことに。
内側は機械を用いて初心者には危ないとのことで、私は工具のノミを使い外側を削って、自分の好きな形にする工程からさせていただきました。
使用する木は槐(えんじゅ)という床柱にも使われる縁起のいい木とのこと。そう聞くだけで、より一層大事に作ろうという気持ちになります。
玉井さんは「外側で決まるから。穴だけ開けないように自分の思うように、好きなように削ってごらん。」とけがをしないようにノミの使い方を教えてくださり、それからは自分の勘に任せて削ります。
特に何も考えずに削っていきましたが、削るうちに作りたいもののイメージが湧いてきました。ただ、1日では完成しないことが分かり、続きはまた後日行わせていただくことに。
玉井さんは、数年前まで全国各地の物産展に出向き販売をしていたそうですが、ご自身の体調とこの状況下で出向くことができなくなり、これからの販売方法や方向を考える時間にあてていたとのこと。
私が製作体験させていただけることになったのもこの背景にあります。
すぐにというわけではないですが、今後一般の方にも製作体験をしていただけるような体制を作りたいと考えているとのことで、その前段階として私が体験し、製作体験を通じて思ったことや感じたことを玉井さんにお伝えさせていただきました。
ちょうどこのようなタイミングでお会いすることができ、微力ながらも手伝えることがあって私もうれしいです。
また、お話を聞いていると、他にも新たに考えていることがあるようで聞いているだけでワクワクしました。
途中だったマグカップは別日にもう一度お邪魔し、続きから行い完成させました。
久々になにか一つのことに集中した時間でとても楽しく、時間が過ぎるのがあっという間でした。
仕上げの塗りは玉井さんに行っていただく予定なので、またお伝えしたいと思います。
8月30日 町内では珍しい6次産業化
昨年12月に取材をさせてもらった中谷牧場の丸山さんからうれしいお知らせが届きました!
丸山さんは「酪農(1次産業)×加工(2次産業)×販売(3次産業)=6次産業」に踏み切り、高品質ジャージー牛にこだわる乳製品加工工房を始動するための準備を進めていた方です。
ついに、その乳製品加工工房、ARVO(アルボ)のカフェ営業が始まったのでぜひ来てほしいとのこと。
週末のみの営業ということで、用事を済ませた後立ち寄ることにしました。
カフェのある場所はお隣の佐呂間町ですが、牧場は湧別町計呂地(けろち)にあります。
計呂地はザ・北海道!な風景をしているので改めて北海道にいることを実感できるお気に入りの場所です。
道に迷わないか心配でしたが、大きな看板があり迷うことなく行くことができました。
看板から先の突き当りを左折すると右手に見えてきます。
アルボに着くと、お客さんがたくさん。
皆さん満足げに外のイートインスペースで食べていたり、アイスを片手に車に戻っていたりしていて穏やかな空気が流れていました。
この雰囲気を見て、以前のインタビュー時に丸山さんが「だれが来てもゆっくりできる雰囲気作りをしたい」とおっしゃっていたことを思い出し、ちょっとうれしくなりました。
私はソフトジェラートを購入。
ソフトジェラートとは聞いたことのないスイーツでしたが、上半分がソフトクリーム、下半分がジェラートという贅沢なスイーツでどちらも濃厚でとてもおいしかったです。
湧別町で生産しているジャージー牛ミルクから、自然と人が集まってくるような空間まで創出した丸山さん。
これからも乳製品加工工房ARVO(アルボ)から目が離せません。
8月18日 協力隊4人でパンフレットを制作しました
現在湧別町で活動している4人の地域おこし協力隊で一つのパンフレットを作りました!
このパンフレットはフォトブック形式となっており、デザイン、内容、載っている写真等すべて協力隊が撮影したものを使用しています。
そもそもパンフレットを作るということすら決まっていない状況から始まったので、完成までには何度も打ち合わせを重ねました。
写真向かって左から順に完成品に近づいています。
初めは手書きメモ。イメージを共有して形にしていきました。
大きさも結構変わっていますね。
内容は実物を見てのお楽しみ!と言いたいところですが、少し触れると、協力隊が湧別に来て思った「湧別あるある」と「湧別ならではの風景写真」をシンプルに掲載しています。
この内容にした理由は、
・湧別町を知らない人が湧別町に興味を持つきっかけとなってほしい
・町民の方が見ても面白い、なるほど!と改めて自分の町に興味を持ってほしい
この2つです。
よそから来た私たちだからこその視点でまとめたパンフレットは町内2カ所の道の駅や公共施設に置かせてもらいましたが、すでになくなった場所もあるため電子ブックでの閲覧をオススメします。
町内外の方がこのパンフレットをきっかけに少しでも湧別町に興味を持ってくださればと思います。
8月16日 北海道の七夕は8月
「北海道の七夕は8月なんだよ~」
7月上旬、これを知って驚きました。8月になった理由は諸説あるようですが、旧暦を使用したからというのが濃厚な説のようですね。
猛暑日が続いた夏、夏休みに入った子どもたちはお祭りもなくて思い出作りのきっかけが減ってるのではないか?と思い、遊園地 Family愛Land YOUに短冊に願い事を書いて飾れるスペースを作らせていただきました。
1週間足らずの短い期間にも関わらず、予想以上の短冊が飾られていて主催側としてはとてもうれしかったです。願いごとを書いてくださった皆さま、ありがとうございました。
用意するものも少ないので準備はささっとできるものだと思っていたのですが、思ったより大掛かりだったので、今回は設置までの裏話をお伝えしようと思います。
まず、竹か笹は町有地で簡単に手に入ると思っていたのですが、そもそも道東には短冊を飾るような竹も笹も分布していなかったのです。
周りの方に話を伺うと、北海道では竹や笹は簡単に手に入らないため柳の木で代用していたとのこと。
七夕といえば竹か笹に飾るのが当たり前でショッピングモールや学校などでも本物の竹を使用していた記憶があったので、竹がないなんて思ってもいませんでした。
時間もない中の準備だったこともあり、北海道らしく柳の木を使用することにしました。
そこで、植物に詳しいチューリップ公園の管理者の力をお借りして柳の木探しに町内で目星をつけた場所へ。しかし、七夕に使えそうな柳の木はなかなか見つからず…。
理想の柳を求めて町内を探すこと約2時間半。ようやく理想に近い柳2本を見つけ設置をしました。
柳の木は傷みやすいので、切り口から水を吸いやすくするために軽くたたいて縦に切れ目を入れてから水につけ、小さなお子さんが触れても大丈夫なようにしっかりと固定しました。
それから装飾や短冊などを用意して設置完了です。
以上、実は木を探すことに一番苦労したというお話でした。
屋外の設置で天候に恵まれない日が続いたということもあり短冊が汚れてしまったり、柳が枯れてきてしまったりと課題も多く見つかったので、来年以降もできることになればしっかりした短冊とできれば本物の竹を用意したいなと思いました。
また、飾られた短冊の中から「織姫賞」「彦星賞」「なまら面白いで賞」を選び、町のInstagramで紹介するというキャンペーンも行いました。
入選したお願いごとは町の公式インスタグラムのストーリーズハイライトにて紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
7月19日 初めてドローンを操縦しました
北海道の暑さなんて、名古屋や神奈川に比べれば大したことない!と思っていましたが十分暑いですね…。
7月に入ってもヒートテックを着ている日があったというのに(職場で驚かれていました)、ついにやめて半袖を着始めました。
また、北海道は日ごと、昼夜の気温差が激しく体がついていくのに必死です。
この気温差で何回も風邪を引きそうになりました。慣れるまでにはもう少し時間がかかりそうな予感…。
本州は湿度が高いので蒸し暑く蒸し焼きにされているような感覚、北海道はカラッとしているので網の上で焼かれているような感覚です。(伝わりますかね…?笑)
風が吹けば気持ちいいと思えるのが救いだなと思います。
畑が緑になってきてから、見渡すといろんなところにあるリールマシーン。
角度によっては虹が出て爽やかな気持ちになります。
こんな感じで急に真夏を迎えたな~という湧別町内でいくつかあるお祭りも中止となってしまい、「夏っぽいこと」がなかなか見当たりませんでした。
そこで、川や海を撮影して清涼感を出せないかな?と思い、広報担当者と相談をして湧別川を空撮してみることにしました!
というものの、私はドローンを使用したことがないのでこれが初挑戦となります。
町内には大会が開催されることもあるというラジコン飛行場があり、看板を見て気になっていた場所です。
今の時期は木々でおおわれているせいもあって場所が分かりにくいのですが、札富美の湧別川沿いにあります。
レクチャーしてもらい、早速飛ばしてみることに。
操作方法は単純なので頭での理解はできるのですが、操縦しながらとなるとてんてこ舞いになりました。
また、練習している時に一匹のキツネが食べ物を探しにふらっとやってきました。
私たちがいることに気づいて多少警戒しつつも、空腹が勝っていたのでしょうか。
しばらくの間ラジコン飛行場にいたのでこんな写真も撮れました。
今回、バッテリーの関係もあり一回のみの練習でした。撮りたいイメージはあるけれど思うように動かせず、動いたと思ったら映像としては速すぎたり…これは練習あるのみだなと思いました。
今回撮影した映像は、とあるところで見てもらえるようにと考えていますので、お楽しみに!
6月29日 豆植えの次は支柱立て
6月4日に芭露ビーンズクラブの皆さまが植えた豆が芽を出しきちんと整列した状態ですくすくと成長していました。
この間お邪魔した時にはどこからかカッコウが鳴いており、3週間たった今日は晴れ渡ったオホーツクの空をトンビが飛んでいてピ~ヒョロロ~と爽やかに鳴いていました。
さて、今回は竹の支柱を立てるということで、小学生がプランター植えで使用する腰丈くらいの支柱をイメージして伺ったら…
2メートルほどある竹の支柱をさして束ねるという大掛かりな作業をされていました。
苗1つに対し1本の支柱を立て、2列×3本計6本の支柱を束ねて1組とし、麻ひもで固定します。
土が固いので支柱をさす力仕事はお父さん方、支柱を束ねて固定するのはお母さん方と役割分担をして手際よく進めていました。
今回は私も少し手伝わせていただきました。
まずは、支柱を立てているお父さんに竹を渡す係から。その後、見よう見まねで支柱を束ねてみたり…。最後には束ね作業ベテランのお母さんから風が吹いても倒れない強い支柱の立て方を教わり、上手く立てることができるようになりました。
休憩の号令がかかると、お父さんが休憩用の椅子や飲み物などをセッティングしてくださり、お母さんは手作りお菓子を用意。10分もない小休憩でしたが、心身ともにゆっくりできました。
そして「やるぞ!」と号令がかかり、再び作業に戻ります。号令後の皆さまの切り替えの早さといったら本当にびっくり。
今までゆっくりしていたはずなのに、私が「さあ、やるか~」と椅子から立ち上がった時にはもう作業が再開していました…。
この日、ビーンズクラブの皆さまは午後4時頃まで作業をされていたそうです。
私は午前中の2時間ほどお手伝いさせていただいただけでしたが、恥ずかしながら、後日3日間も筋肉痛になりました(笑)
ビーンズクラブの皆さま、今回も貴重な体験をさせてくださりありがとうございました!
6月24日 ホタテの無料配布
湧別町民の特典ともいえる「ホタテの無料配布」
年に一度、町内全世帯にホタテ20枚が無料で配られるという日があると話には聞いていましたが、実際にいただくのは初めて。
今年は“新型コロナウイルス感染症により長い自粛期間や行動制限があったなか、町民の皆さまに少しでも湧別の味覚を楽しみ、元気になってほしい”とのことで湧別漁協からホタテ25枚、湧別町農協から150グラムのバター2箱が配布され、私も自治会の班長さんから頂くことができました。
はじめ、バター2つと聞いて勝手にキャラメル1つサイズが2つもらえると想像していたので、まさかこんな量もらえるなんてびっくり!
今まで港がある市も含めて日本各地7か所に住みましたが、町民(市民)だからといってここまでの大盤振る舞いをしてくれるところはありませんでした。ただの港町じゃないな、と思います。
私は役場勤務なので、周りの力のある男性職員らがホタテを配布し疲れた様子で戻ってくるのを目撃しました。
写真を見せてもらいながら話を聞くと、市場で袋詰めをしてトラックに載せて各自治会に配布していたとのこと。他にも多くの漁業関係者やスタッフの方が準備をしてくださったようで、感謝の気持ちしかありません。
ホタテを育てて獲ってくださった漁師の皆さまはじめ各世帯にいきわたるように準備をしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。
配布当日の帰宅後は下処理をしただけで力尽きてしまい…
貝柱とみみ(ヒモ)に分けて、貝柱は冷凍庫へ。
ぬめりが強いみみは、塩もみして熱湯かけて冷水で洗えばきれいになると教えてもらったので、その方法で試してみるとぬめりと黒い部分があっという間にとれてきれいになりました!ちょっと感動。今日甘辛く煮ようと思います。
関東に住む友達は「凄すぎる!羨ましい!バターまでもらえるなんて至れり尽くせりだね。」と言っていました。
本当にその通り!これもまた湧別に来てよかったと思う瞬間です。なんせ25個もあるので、いろんな調理法で味わっていただきたいと思います。
湧別町Instagramで配布の様子がご覧いただけます↓
6月7日 ビーンズクラブにお邪魔してきました
ようやく暖かい日が増えてきたな~と思ったらもう6月!九州に住む祖父は「もう30℃で半袖短パン、暑いよ~」と言っていました。
初めて見たチューリップフェアも5月いっぱいで終了し花摘み作業も終えてまた緑に戻り、さらに時の流れを感じます。
ほぼ毎日公園に出向いていたので、チューリップにちょっと詳しくなったような気でいましたが、全然そんなことはなく…フェア終盤になって、「え、こんな種あったっけ!?」など新たな発見が多くありました。
さて、チューリップが終わって一息…と思ったときに、サロマ湖ビーンズクラブの方から「芭露で豆植えやるからおいでよ!」とお声がかかりました。
豆…?枝豆かな…?とあまり想像もつかないまま、とりあえず行ってみることに。
初めて見る「サクラマメ」(写真は肥料添加後)と「クリマメ」
クリマメはリスのような色をしていて、可愛らしい形をしています。
この2種がメインで、植えきったところで「アオダイズ」も植えていました。
この日植えた豆は1週間から10日もしたら発芽し、さらに大きくなるとツルが伸びるので竹の支柱を立てるそうです。
「手がかかるけどみんなでしゃべりながらやるから楽しいんだ~夫婦一緒だと言い合いになるけどね~!」と明るく元気なお母さん方。
収穫は10月末頃。その後、豆落とし(脱穀)をして出荷するそうです。
皆で協力して一つの作物を育てるのはとても楽しそうで、取材した私まで温かい気持ちになりました。
生長した豆を見にまた伺おうと思います。
5月20日 チューリップが満開に
昨年10月に行なった球根の植え付けから週1回程度で訪れていたチューリップ公園のチューリップたちがついに見頃を迎えました。
今年度も身動きがとりづらい状況となり、見に来たくても来れないという方も大勢いらっしゃると思います。
内地(北海道では、北海道と沖縄以外に住む方のことをこう呼ぶそうです)に住む友達も行ってみたい!来年こそは!とうずうずしていました。
そんな方にもきれいなチューリップを見てほしいと思い、今シーズンからチューリップ公園公式のTwitter、Instagramを開設し、フェア期間中毎日投稿中です。
ぜひ、SNSのフォローよろしくお願いします♪
また、今まで通りFacebookと開花日記からでもチューリップ公園情報を確認できるのでこちらからでも!
そういえば移住当初、広報ゆうべつなどで「チューリップに惹かれてきました!」と書いていたら、こちらの方に「ウソでしょ?それだけでこんなとこまで来たの?」とからかわれたこともありましたが(笑)9割方本当の話で移住のきっかけはチューリップでした。
元々花畑に行くのは好きだったので学生の頃もよく行っていましたが、北海道の湧別町というところにあるチューリップ畑は全く知りませんでした。
「なんでこんなきれいなのに、全国的に知られている富良野のラベンダーと違って知られていないんだろう?実際に見てみたいし、PRの面で何か自分にもできることがありそうだ!」と思い応募することを決めていました。
ちょうど1年ほど前のことですが、だいぶ昔のことのように感じます。
湧別のチューリップを知る方がもっと増えればいいなと思いながら、公園に出向く日々。
シーズン終了までもう少し、きれいな写真を撮り貯めたいと思います!
5月10日 ウニ剥きをさせてもらいました!
先日、芭露(ばろう)の漁師さんにお願いをしてウニ剥きのお手伝いをさせていただきました!
というのも、これより前にたまたま「今日はウニやってるよ!」という情報を得てアポなしでお邪魔したところパック詰め段階できれいな状態のウニしか見れなかったのです。そこで、はじめから見たいと思い再びお邪魔させていただきました。
朝揚げてきたエゾバフンウニを割って、スプーンで中身をかき出します。
このままだと食べられないところも混ざっているので、ピンセットで丁寧に取り除き、くっついている身は切り離します。私が手伝わせていただいたのはここまで。
この段階でやっと、よく見るウニになりました(笑)
ピンセットで取り除く作業はとても細かくて集中力がいる作業です。これを何時間も続けて行っていて、食べると一瞬なのになんて手間暇かかる食べ物なんだ!と思いました。
20年ほど前までは殻付きで出荷していたのでこれほどの手間はかからず、多くの漁師さんがウニ漁も行っていたそうですが、ホタテ養殖も始まるちょうど忙しい時期と重なりウニまで手が回らない。と、手を引く人が多く、今ウニ漁を行う漁師さんは当時の半数以下になっていると聞きました。
お寿司屋さんや海鮮店で「贅沢だね~おいしい!」と食べていたウニにこれだけの手間がかかっていることなんて今まで考えたこともありませんでした。奥さまが「食べ物はなんでも食べるのは簡単だけど食べるまでに手間暇かかるの」とおっしゃっていて、まさにその通りだなと思いました。
ウニの裏側を知り、口の中に入れると一瞬でなくなってしまうウニですが、これからはもっと味わって食べます。この丁寧な作業があって食べているということがウニが大好物の母にも伝わるといいな…!
温かい漁師さんとご家族の皆さまのおかげで貴重な体験ができました。本当にありがとうございました。
4月30日 協力隊インタビュー動画を公開しました
もう5月に入るというのにこの寒さ!北国にいることを実感します。
桜が咲いてきたり、農家さんが畑作業をしていたりと春を感じるときもあるのですが、早く暖かくなることをひそかに願う毎日です。
さて、私のミッションのひとつは町のPRをすることなのですが、どのようにPRすればよいのか模索しながら広報やSNS、動画で発信をしてきました。
そして先日、新しい動画を公開したのでご紹介します!
移住後どんな生活をしていているのか?第一印象は?など、よそから来た私たちが思う湧別町を包み隠さず話しました。湧別を知らない人は湧別での暮らしがイメージできるように、町内の方には自分の住んでいる町を改めて振り返るきっかけになればいいなと思います。
お時間ある方はちらっと見てみてください(笑)
明日5月1日(土曜日)からはチューリップフェアが始まります!
5月は基本チューリップ公園にいますので、見かけたら声をかけていただけるとうれしいです。
4月27日 牛のミスコンを見てきました!
湧別町は人口約8,500人に対し乳牛が約18,700頭と、人の約2.2倍もの牛が飼われています。(湧別町の統計ページより)
ホタテやカキのイメージも強い湧別町ですが、確かに車で走っていると牧場の看板があってその奥には牛舎があるという光景をよく見ます。
そんな酪農も盛んな町、湧別で乳牛のショー(ブラックアンドホワイトショー)が開催されると聞いたので見に行ってきました。
酪農は生き物を扱う仕事なので、365日お休みがありません。その中でこのショーは非日常であり、出場している酪農家の方々にとってひとつの楽しみであるそうです。
昨年度のショーは全て中止となったため2年ぶりの開催であったそうで酪農家の皆さまからは楽しそうな半面、緊張している様子も伝わってきました。
今回のショーには、生後数か月の仔牛からお乳を搾っている親牛まで約60頭の牛が出場していました。
審査員は一人で、トラック内をゆっくり歩く牛を見て順位をつけていくスタイルです。
生まれた年月日ごとに9つにクラス分けされ、クラスごとに順位が付けられます。その後、各クラスの2トップが集められ、仔牛と親牛それぞれの1位2位が選ばれ、グランドチャンピオンが決まります。
飼育している牛の中で一番いい牛をいいコンデションで見てもらうために、洗って毛を刈り、まっすぐ歩けるように調教をしてから出場します。また、痩せすぎていてもよくないらしく食事調整を行ったりもするそうです。
まさに牛のミスコン!
骨格や乳用性など項目はたくさんあり、酪農家の方々は専門用語で会話をしていましたが、ど素人の私にはさっぱり…どの牛もかっこよく見えました。その中でもいくつか項目を教えてもらったので、そこだけに注意しながら見て心の中で順位をつけましたが、ひとつも当たりませんでした。
ショーはこれから9月までに数回にわたり開催され、いい評価をもらった牛は全道のショーに出場するのだとか。(新型コロナウイルスの状況次第のため、開催は未定)
ブラックアンドホワイトショーの奥は深そうです。
4月20日 チューリップの季節が近づいてきました
4月ももう半ば。車で走っていても、見える風景に緑が増えてきていて春が近づいていることを実感しています。
私が湧別に住みたい!と思った一番のきっかけであるチューリップ公園のチューリップもついに芽を出し、日に日に大きくなっています。
今は3~4日おきに撮影をしていますが、毎回違った表情をしてくれるので撮っていて飽きません。
また、最近は公園を訪れて芽を出したチューリップを見ている方もちらちら見かけるようになりました。
まだほぼ土しか見えない時期に公園をうろついていると不審者扱いされそうになったので、公園を訪れる方が増えてうれしいです(笑)
実家やお世話になっている方に送ったチューリップはもう見頃を迎えていました!
こちらは遠軽地区広域組合消防署上湧別出張所横の花壇のチューリップです。
真っ赤なチューリップが顔を出していました!暖かくなると花が開くそうです。早咲きのチューリップはもうそろそろでしょうか?
協力隊になって気づけば半年が過ぎていて最近何をしているのかというと、主に、5月1日から始まるチューリップフェアに向けた宣伝と5月26日(水曜日)に行われる予定のチャレンジ・スポーツデーに向けた準備をしています。
また、動画は今4本ほど制作しており、後日公開予定です。それまでお楽しみに♪
お問い合わせ先
企画財政課未来づくりグループ(上湧別庁舎)電話01586-2-5862