“いま、求められる「傾聴」とは”地域の支え合い活動を考える学習会
5月17日(火曜日)、地域の支え合い活動を支える学習会が開催され、高野山真言宗注連山宝珠寺副住職の米本智泉さんを講師に招き、「寄り添う」という支え合い活動について考えました。
この学習会は、支え合いで自分らしく活躍できる「お互いさま」の地域を目指し、湧別町生活支援体制整備事業受託者である湧別町社会福祉協議会(会長西川仁史さん)が主催したもので、町民約100人が参加しました。
米本さんは、布教活動をせず公共性のある立場から人々に寄り添う「臨床宗教師」としても活動しており、その知識を生かして「聴く」ためのポイントを教えてくれました。現代社会において求められている「聴ける人」。それには、自分の聴きたいことではなく相手の話したいことを大切にして、「寄り添わせていただく」という心構えでいることが必要だと話しました。
最後に、「寄り添わせていただくことで、相手から「自分を分かってくれる」と思われる人になること。町全体が幸せになるために、これを忘れずにいてください。」と話し、参加者は、今後の支え合い活動の大きなヒントとなったようでした。