“サロマ湖からオホーツク海へ”ゆうべつ春の風物詩、稚貝放流事業スタート
5月16日(月曜日)、サロマ湖で1年間養殖したホタテガイを、オホーツク海域に放流する湧別漁業協同組合のホタテ稚貝放流事業が始まり、湧別漁港や登栄床漁港など町内の各漁港では早朝から活気づきました。
サロマ湖に面する湧別・常呂・佐呂間の各漁業協同組合は、オホーツク海の漁場を畑のように4つに区切り、1年ごとに海域をずらしながら4年周期でホタテ成貝の漁獲とホタテ稚貝の放流を繰り返す「四輪採制」でホタテ漁業を行っています。
天候不良により1日延期してスタートとなった事業初日の16日(月曜日)はすっきりとした快晴で、登栄床漁港では午前4時頃からカゴ一杯に稚貝を積んだ船が続々と帰港していました(写真右)。
登栄床・中番屋・丁寧・芭露・志撫子の各地からトラックで運ばれてきた稚貝は手際よく船に積み込まれ(写真左)、第38ゆうべつ丸を筆頭に湧別漁港を出港し、オホーツク海に勢いよく撒かれていました。
この稚貝放流事業は、5月下旬まで実施され、約2億5千万粒のホタテ稚貝が放流される予定です。
3年後に立派に成長したホタテの水揚げが楽しみですね!