“1000年前の暮らしを解明”川西オホーツク遺跡発掘調査

出土品の位置を記録する様子
発掘調査の様子

 令和8年4月25日(土曜日)から5月3日(日曜日)まで、北海道大学考古学研究室による「川西オホーツク遺跡」の発掘調査が行われました。
 この遺跡は川西のセンサイ川左岸に広がる河岸段丘上に位置しており、住居跡の形状や出土品から、擦文文化の住居跡が存在すると推定されています。また、約1000年前の擦文文化後期に集中して形成された日本最大規模の竪穴住居群である北海道指定史跡「シブノツナイ竪穴住居跡」に近いことから、その関連性についても調査が進められています。
 同研究室では令和6年度からこの遺跡の調査を実施しており、今回は、高瀬克範教授を含む8人で、竪穴住居跡1基の本格的な発掘調査が行われました。地層の変化を見極めながら掘り進めると、土器のかけらや加工された黒曜石などの出土品を発見。土器は表面の文様から擦文土器と考えられます。その他に住居内の焼けた土を回収しており、土を分析することで種子や骨などが見つかると、擦文文化での食生活や暮らしの解明につながります。
 町内ではこれまで「シブノツナイ竪穴住居跡」を含む、数々の発掘調査が行われ、徐々に擦文文化の人々の生活の詳細が解明されつつあります。今回の調査も、歴史的な理解をさらに深める重要な一歩となりました。