“お金は生きているうちに使いましょう”湧別町民大学が開講


今年で49年目を迎えた湧別町民大学が、文化センターTOMで開講しました。
令和7年9月16日(火曜日)に開催された第1回目の講座では、経済ジャーナリストの荻原博子さんを講師にお招きし、「今からでも間に合う、明るい老後」と題した講演が行われ、町内外からおよそ130人が参加しました。
荻原さんは、難しい経済やお金の仕組みを生活に根ざしてわかりやすく解説し、新聞や雑誌の連載、テレビのコメンテーターとして活躍しています。
講演では、老後の資金に対する共通の不安となっているのが、介護と医療にかかる費用であり、「2,000万円や3,000万円が必要だとも言われるが、日本の医療保険制度は優秀であり、介護保険制度も充実しているため、実際の平均費用は夫婦二人で1,200万円程度」と紹介しました。
さらに、食品ロスの削減にもつながる節約術などが紹介され、受講者たちは熱心に耳を傾けていました。
荻原さんは「不安を解消するには、夫婦でお金について話し合うことが効果的。その中で日々の節約を考えたり、ローンを見直すことが重要です。節約したお金は生きているうちに使った方が良い。夫婦で仲良くいることこそ明るい老後には必要です」と語りました。
今年度の生涯学習講座「湧別町民大学」では、全5回の講演が行われます。第2回は9月27日(土曜日)に俳優・歌手菅田将暉を長男とする3兄弟の母で、福むすび神美カミ結びの会代表の菅生好身さんを講師に迎え開催されます。