“被災地の生の声を届ける”地域の支え合い活動を考える学習会「大規模災害にふれて」
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令和7年2月15日(土曜日)に、文化センターTOMで湧別町生活支援コーディネーターの海谷政貴さんを講師に、地域の支え合い活動を考える学習会が行われました。
この学習会は湧別町生活支援体制整備事業を受託している社会福祉協議会が主催したもので、今回は特別編として「大規模災害にふれて」と題し、能登半島地震や秋田・山形の大雨災害でボランティアセンターの職員として活動した海谷さんが被災地で直面したリアルな現場体験を伝える講演が行われ、満席となる約90人が参加しました。
講演では、海谷さんが被災地で撮影した写真などを交えて、災害発生から2カ月後の避難所の状況や、被災者の声などを紹介しました。瓦礫の下に埋もれたまま放置された自動車や、土砂が家の天井近くまで襲った形跡など、衝撃的な写真が紹介されるたび、参加者は深いため息を漏らしました。
海谷さんは、「助けてと言える“受援力”」「近隣住民による助け合いの“共助”」が災害時の強い味方となり、日頃から「地域とのつながりと受援力」を培っていく事が重要と訴えました。