“古代の湧別を学ぶ”チューリップ生きがい大学講演会
令和7年1月16日(木曜日)、文化センターさざ波でチューリップ生きがい大学講演会が開催されました。今回はオープンキャンパスとして、一般の参加者を含む40人あまりが来場しました。
ふるさと館JRYの林学芸員による講演のテーマは「シブノツナイ竪穴住居跡の発掘調査の結果から」。川西地区にあるこの遺跡は、近年の発掘調査によりその価値が注目されています。
地表に窪みがはっきりと残る530基もの密集した住居跡が、周辺の木々に遮られることなく一望できる希少な竪穴住居群で、近年の調査から周辺の環境や、当時の人々が何を食べていたのかなどが徐々に解明されていることが説明されました。
講演では実物の土器を用いて擦文土器や縄文土器の模様を見比べるなど、1,000年以上前の湧別での生活について学ぶ貴重な機会となりました。