“人物から湧別の歴史を見る”第14回ふるさと講座
11月9日(土曜日)、ふるさと館JRYで「第14回ふるさと講座」が開催され、約100人の方が参加しました。これは、町民有志で構成するふるさとから学ぶ会(代表 梅田唯士さん)と教育委員会の共催で開催しているもので、今回は「人物から湧別の歴史を見る~博物館収蔵資料を中心に~」と題して、ふるさと館JRYの中島一之館長を講師に3部構成で開催されました。
第1部では、湧別で活躍した明治期の人物を中心に、その人生や背景を資料から読み解いていきました。また講演の最中には、紹介された人物と関わりがあった参加者から直接話を聞くことができ、説得力のある内容となりました。
第2部では、まだ公開データとして出回っていない、最近収集された資料や写真などが紹介され、当時を想像させる写真に感嘆の声が上がりました。
第3部では、講師と参加者による感想・意見交換が行われ、湧別の歴史の理解を深めるとともに、中島館長からは「保管に困っているような資料や写真などがありましたら、処分する前にぜひ一度博物館にご相談ください」と参加者への呼びかけがありました。
約12年間、全14回行われてきたふるさと講座は、ふるさとから学ぶ会メンバーの高齢化により今回で最終回となりました。梅田さんは「体や知恵を使って地域を愛してきた人に直接話を聞くことを大事に活動してきた。皆さんと一緒に学ぶことができて良かった。」と話しました。参加者からは「湧別について学ぶ機会を設けてくれたことにとても感謝している。」と声が上がり、惜しまれながら閉会しました。