“絵と共に生きて”画家の伊藤英二さんが講演会
1月18日(木曜日)、文化センターさざ波で画家の伊藤英二さん(錦町)の講演会が開催され、約130人が参加しました。
伊藤さんは、湧別町役場退職後に自身の経験を頼りに水彩画の技術を独学で身に付け、地元の自然と光の調和などをテーマに描いている方で、「絵と共に生きて」と題し、チューリップ生きがい大学のオープン講演会として開催されました。
全国規模の美術公募展「白日会展」で最高位の「白日賞」を受章した「春光輝(湧別川)」や、日本美術展覧会(日展)で入選を果たした「北の護岸」の原画など、約15点をバックに講演。絵を描くようになった経緯や描き方などを湧別の歴史や知人の話を交えながら、おもしろおかしく紹介しました。
伊藤さんは、「ただきれいに描くだけなら写真で良い。見えない部分の物語を感じ表現できるかが大切で、役場での経験や苦労が絵の肥やしになっている。」と話し、すべての経験が今につながっていることを伝えていました。
参加者は、「最初は写真が飾ってあると思った。退職後に本格的に始めたと知り、私も何かにチャレンジしたい。」と話し、絵の出来栄えに驚くとともに、いつまでも高みを目指し元気にチャレンジする伊藤さんに刺激を受けていました。