“約1000年前にタイムスリップ”シブノツナイ発掘調査

発掘調査の様子
出土した擦文土器

 7月13日(木曜日)から8月12日(土曜日)までシブノツナイ竪穴住居跡の発掘調査が行われました。
 川西地区のシブノツナイ竪穴式住居跡は、約1,000年前の竪穴住居跡を主体とする北海道指定史跡です。これまでに530基の竪穴住居跡が確認されていますが、今回は柄鏡形(えかがみがた)や円形の竪穴住居跡で発掘調査を行いました。
 今回の発掘調査は、作業員4人と町学芸員1人の計5人で行いました。土の色の変化に注意しながら少しずつ発掘した結果、今年もかまどの痕跡や、表面に木片でこすったような模様がみられることが特徴の、擦文土器を発見することができました。
調査によって、シブノツナイは擦文文化の後半に集中した竪穴住居群であるという珍しい特徴がだんだんと明らかになってきています。調査結果や出土品は、今年の秋に予定している調査報告会にて報告が予定されていますので、ぜひお越しください。