○修学旅行の引率業務等に従事する湧別町立学校職員の勤務時間の割り振り等に関する要領

平成22年6月4日

教育委員会訓令第1号

(趣旨)

第1条 この要領は、湧別町立学校管理規則(平成21年教育委員会規則第11号。)第37条第2項の規定に基づき、修学旅行の引率業務等に従事する学校職員に対して校長が行う勤務時間の割り振り等に関し、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条 この要領において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 「修学旅行の引率業務」とは、文部科学省が公示する学習指導要領に規定する旅行・集団的宿泊行事の宿泊研修及び見学旅行において、児童又は生徒を引率する業務をいう。

(2) 「学校祭(学芸会)の業務」とは、文部科学省が公示する学習指導要領に規定する文化的行事の学校祭(学芸会)の実施日に行う業務をいう。

(3) 「運動会の業務」とは、文部科学省が公示する学習指導要領に規定する健康安全・体育的行事の運動会の実施日に行う業務をいう。

(4) 「事前準備業務」とは、前2号第12号又は第13号に規定する業務の実施日前2週間以内において、当該行事の実施に係る児童又は生徒が行う練習や準備の指導、監督業務のほか、会場設営等の準備などの業務で、かつ、あらかじめ予定して行う業務をいう。

(5) 「登校時の通学指導業務」とは、学校保健安全法(昭和33年法律第56号)第27条に基づく自校の学校安全計画に規定され、あらかじめ予定して行う業務のうち、児童生徒の登校時の安全指導・安全管理のため、公務として従事する街頭での指導業務をいう。

(6) 「校区内巡視業務」とは、学校保健安全法第27条に基づく自校の学校安全計画に規定され、あらかじめ予定して行う業務のうち、地域の祭典等における児童生徒の安全指導・安全管理のため、公務として従事する校区内での巡視業務をいう。

(7) 「現場実習の引率業務」とは、文部科学省が公示する特別支援学校学習指導要領に規定する産業現場等における実習(産業現場等における実習を他の教科等と合わせて実施する場合の作業学習を含む。)において、生徒を引率する業務をいう。

(8) 「家庭訪問の業務」とは、児童生徒の学校や家庭での状況について、各家庭を訪問して保護者や児童生徒と面談を実施する業務のうち、自校の教育計画に位置付けられ、あらかじめ予定して行う業務をいう。

(9) 「教育相談の業務」とは、保護者や児童生徒と面会して児童生徒への指導について相談する業務のうち、自校の教育計画に位置付けられ、あらかじめ予定して行う業務をいう。

(10) 「保護者等を対象とした説明会等の業務」とは、保護者や地域住民等の職員以外の学校関係者を対象とした説明会や懇談会等のうち、自校の教育計画に位置付け、公務として行う業務で、あらかじめ予定して行う業務をいう。

(11) 「児童又は生徒の引率業務」とは、自校の教育活動として、児童生徒を引率する業務のうち、本要領における「修学旅行の引率業務」及び「現場実習の引率業務」を除く業務をいう。

(12) 「入学式・卒業式等の業務」とは、文部科学省が公示する学習指導要領に規定する儀式的行事と位置付けて行う行事の実施日に行う業務をいう。

(13) 「対外運動競技等の当番校業務」とは、北海道学校職員等の特殊勤務手当に関する条例(昭和31年北海道条例第79号)第12条第1項第3号に規定する「人事委員会が定める対外運動競技等」のうち、自校の児童生徒が参加する対外運動競技等について、自校が当番校となり、対外運動競技等の実施日に行う当番業務をいう。

(14) 「校外での実習・学習活動に関する打合せ等業務」とは、自校の教育計画に位置付けている児童生徒が行う校外での実習・学習活動に関し、あらかじめ予定して、職員以外の者と打合せなどを行う業務をいう。

(15) 「進路指導に関する業務」とは、入学者選抜のために提出する自校の児童生徒の調査書・推薦書等の出願書類、就職に係る推薦及び選考のために提出する自校の卒業予定者の調査書等の応募書類を作成する業務及び入学者選抜や就職のために実施する児童生徒の面接指導の業務で、あらかじめ予定して行う業務をいう。

(16) 「指導要録の作成業務・学期末の評価業務」とは、学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)に規定される指導要録の作成に必要な業務及び学期末に行う児童生徒の学習状況等について、保護者に対して伝達するもの(いわゆる通知表・通信簿をいう。)の作成に必要な業務に関し、校長が指定する期間内に行う必要がある業務をいう。

(対象職員及び対象業務)

第3条 対象職員は、校長、教頭、主幹教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭及び栄養職員とする。

2 対象業務(この要領において「修学旅行の引率業務等」という。)は、前条各号に定める業務とする。

(勤務日の設定等)

第4条 校長は、修学旅行の引率業務等に従事する職員(以下「担当職員」という。)に対し、当該業務を行う日の属する週を含む4週の期間を定め、当該期間における週休日が8日となるように当該担当職員の勤務日を定めなければならない。この場合において、当該担当職員の勤務日は、引き続き12日を超えてはならないものとする。

2 校長は、当該担当職員に対し、前項に規定する4週の期間における勤務時間が1週間当たり平均38時間45分となるように割り振らなければならない。

3 校長は、当該担当職員に対し、第1項の規定により4週の期間における勤務時間の割り振りを定めたときは、当該4週の期間の初日から起算して7日前(特別な事情がある場合は前日)までに様式第1号及び様式第2号により、当該担当職員に勤務時間の割り振りの結果を通知するものとする。ただし、様式第1号により制度の適正な運用が確保され、かつ、当該担当職員が勤務時間の割り振り結果を十分了知できると判断した場合は、様式第2号の作成を省略できるものとする。

(勤務時間の割り振り等)

第5条 修学旅行の引率業務等の実施日における勤務時間の割り振りは、1時間又は15分を単位として、原則、児童又は生徒が活動を予定している時間の範囲内で行うものとする。

2 前項に規定する場合において、1回の勤務に割り振ることができる時間は16時間以内とし、1日の勤務時間が6時間を超えるときは、少なくとも45分、8時間を超えるときは少なくとも1時間の休憩時間を、それぞれ勤務時間の途中に置かなければならない。

3 校長は、午後10時から翌日の午前5時までの間に勤務時間を割り振ることができないものとする。

(出勤簿の整理)

第6条 第4条第1項の規定により勤務時間の割り振りを受けた当該担当職員の出勤簿は、次により整理するものとする。

(1) 日曜日又は土曜日以外の日を週休日とした場合は、当該日の欄に「勤務不要」と表示するものとする。

(2) 週休日以外の日に勤務時間が割り振られていない日を設定した場合は、当該日の欄に「割振無し」と表示するものとする。

(その他)

第7条 この要領に定めるもののほか、必要な事項は、教育長が定める。

この要領は、公布の日から施行する。

(平成24年5月23日教委訓令第8号)

この要領は、公布の日から施行する。

(平成26年5月15日教委訓令第2号)

この要領は、公布の日から施行する。

(平成27年3月19日教委訓令第4号)

この要領は、平成27年4月1日から施行する。

(平成29年3月23日教委訓令第3号)

この要領は、平成29年4月1日から施行する。

(平成29年10月25日教委訓令第6号)

この要領は、公布の日から施行する。

(平成30年3月30日教委訓令第2号)

この要領は、平成30年4月1日から施行する。

(平成31年3月22日教委訓令第1号)

この要領は、平成31年4月1日から施行する。

(令和2年3月23日教委訓令第7号)

この要領は、令和2年4月1日から施行する。

(令和3年3月22日教委訓令第2号)

この要領は、令和3年4月1日から施行する。

(令和4年3月18日教委訓令第2号)

この要領は、令和4年4月1日から施行する。

(令和5年3月29日教委訓令第1号)

この要領は、令和5年4月1日から施行する。

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修学旅行の引率業務等に従事する湧別町立学校職員の勤務時間の割り振り等に関する要領

平成22年6月4日 教育委員会訓令第1号

(令和5年4月1日施行)

体系情報
第7編 育/第2章 学校教育
沿革情報
平成22年6月4日 教育委員会訓令第1号
平成24年5月23日 教育委員会訓令第8号
平成26年5月15日 教育委員会訓令第2号
平成27年3月19日 教育委員会訓令第4号
平成29年3月23日 教育委員会訓令第3号
平成29年10月25日 教育委員会訓令第6号
平成30年3月30日 教育委員会訓令第2号
平成31年3月22日 教育委員会訓令第1号
令和2年3月23日 教育委員会訓令第7号
令和3年3月22日 教育委員会訓令第2号
令和4年3月18日 教育委員会訓令第2号
令和5年3月29日 教育委員会訓令第1号